 「閃光のハサウェイ」以来のガンダム映画。
元々見るつもりでいたので、前情報は極力入れないように していたんだけど、チラッと評価サイトを目にしたところ どうも評価は芳しくない様子。
という訳で、過度な期待はしないで見てみた。
なるほど、まぁ、オールドファンに向けたんだうなぁ、と 思われる演出やシーンが取って付けた感満載で、違和感が あるなぁ。
それと、物語自体がシリアス展開で行くと思っていたら ギャグかコント?のような演出も入ってきてしまうので 一貫性が感じられないんだよね。
それもこれも、1979年当時、オリジナルで放映された 30分の「ククルス・ドアンの島」を108分にまで引き 延ばすために、あれやこれやを盛り込んでしまったが故の 結果なんだろうね。
細かい部分のディテールでも、ガンダムワールド内の地名 自体が、オリジナルの設定と違う部分があったり、無人島 としての生活環境の不自然さ、キャラクターの行動原理に 不可解な部分、というか、到底ありえない動きをするので 詰めが甘いと言わざるを得ない。
映像に関しては、CGでなんでも表現できてしまう時代 だからこそ「話の面白さ」が最も重要な筈だ。
「オールドファン」をメインターゲットとするのであれば 「ガンダムワールド」の設定を最大限理解し熟考を重ねて 脚本を作らない限り、共感は得られないだろう。
映画の内容とは関係無いんだけど、毎度ガンダムの映画は 何故か割引が一切適用されず、たとえ子供であろうとも 1900円を支払わなければならないのは意味不明だし お客さんの入りはガラガラだったのに、パンフレットは 4400円!もする「初回限定版」以外は売り切れていて 「通常版」「限定版」は補充されていない状況。
「価格」については野暮なことなので触れたくはなかった けど、流石に今回の内容じゃ、ちょっとねぇ。
こんな商売をしていると、「ガンダムブランド」だって 凋落の一途を辿ってしまうことになるぞ。
あの「スターウォーズ」のように・・・・。
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