 実は、つい先日、岡田磨里さんの自伝的エッセイ
学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで
を読んでいたので、彼女がどうしてこういうお話を作ろうと 思ったのかが、とても良くわかった気がする。
その前提はあったけれども、作品に関しては、全く予備 知識は入れないで、映画を鑑賞してみた。
これ、見る人の立場、具体的に言えば、年齢や、特に 「親」であるかどうかで、感じ方は全く違ったものになるん じゃないかな。
長い時間軸の話を、上映時間115分に収めようというの だから、「ご都合主義的な展開」と見てしまう方もいるだ ろう。
また、「感動の押し付け」と感じる方もいるだろう。
でも、わたしは、ラストで自然と涙が出てきた。
決して「感動」したのではなく、「自然と」である。
ファンタジー系は、正直苦手なんだけど、「さよ朝」に ついては、その設定を上手く生かしたストーリーだと 言えるんじゃないかな。
その設定を支える「PA WORKS」の仕事ぶりは 素晴らしいの一言。
声優さんの演技も、感情移入させるのに充分。
気になっている人は、是非劇場へ行くことをオススメ する。
そして、岡田磨里さんの自伝的エッセイを、あらかじめ 読んでおくと、より楽しめるかもしれない。
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