 この映画、フィクションが混ざってしまっているので、伝記として 見ることはできないんだね。 夢というか、妄想の場面が多くて、現実と区別しながら見るには 集中力が必要。 なんだけど、上映中劇場内を子供がちょろちょろしたりするので 保つのが大変だ。 ストーリーとしては、まぁ面白いとは思うんだけど、10年単位の 時間を詰め込んでいるので、ここが見所みたいなものが ぼやけてしまっている。 ジブリ作品ということで、美しい映像を期待していた。 ところが、背景美術の描き込みが、手抜きでもしているのか? というくらい、レベルが落ちてしまった。 動画に関しても、昨今のテレビアニメ以下だ。 止まっていてる飛行機は、ちゃんと書き込んでいるのに 動画になった瞬間、線をほとんど省いてしまっている始末。 宮崎さんは、なにかCGに恨みでもあるのかね? わたしは劇場に映画を見に行くとき、一番期待しているのは 「音響」なんだけど、これが最悪・・・・。 今時、ステレオじゃないのか? ってな感じで、臨場感は まったく味わえない。 そりゃ、当時の航空機の音を完全再現するのは不可能だとは思う けど、あれは勘弁だよ。 庵野さんの声は、見ていくうちに、まぁ慣れた。 結論、劇場で見る意味は、わたしには無かった。
TOP(Kazumiのお嬢様倶楽部) |
|